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インタビュー
INTERVIEW

上野山さん(2年目)

「“できるかも”が見つかる場所」
——新卒2年目、介護の先に見つけた“未来のカフェ計画”

「ありがとう」の原点は、幼い頃のひとこと

「きっかけは、パーキンソン病の叔父を手伝ったときに言われた“ありがとう”でした」。そう語るのは、入職2年目の上野山さん。専門学校の実習で訪れためぐみ会で、障がいのある方との関わりの深さや、人生に長く寄り添える支援の在り方に惹かれ、ここで働くことを決めたと言います。「障がい福祉は、長く関われる分、その人の人生そのものに寄り添える。そこが魅力的でした」。

「アニさん・アネさん」みたいな先輩たち

入職してまず感じたのは、先輩たちの親しみやすさ。ゲームや趣味の話で盛り上がったり、冗談を言い合える和やかな雰囲気があり、気になることがあれば気軽に聞ける環境が整っていました。「ブラザー・シスター制度もあって、なんでも面倒を見てくれる。“先輩”というより“アニさん・アネさん”って感じなんです」と、自然体で笑う上野山さん。そんな関係性が、安心して働ける理由のひとつだそうです。

利用者さんの“外の顔”に出会えた瞬間

「まだまだ現場で手いっぱいなんですが、先輩たちが外出の企画に連れて行ってくれるんです」。施設の外で楽しそうに過ごす利用者さんの表情に触れ、「ああ、やっててよかった」と思える瞬間があると言います。「ありがとう」の言葉や、いつもと違う笑顔を見るたびに、支援のやりがいを実感しているようです。

“やってみたい”が受け入れられる環境

今、上野山さんが温めているのは「オープンカフェ企画」。利用者さんやボランティアと一緒に、カフェイベントを開催するというアイデアです。「こういう新しいことも、ちゃんと計画すれば応援してもらえる環境なんです。『それ、いいね』って言ってくれる先輩がいる」。めぐみ会には、介護だけにとらわれない柔軟さと、“挑戦してみよう”という空気があります。

「できなさそう」を「やってみたい」に変えてくれる場所

「入職前は、介護ってもっと型にはまってると思ってたんです。でもここは違う。自分のやりたいこと、実現できるかもしれないって思える」。最後にそう語ってくれた上野山さん。「どうせ無理」じゃなく、「きっとやれる」に変えてくれる仲間と環境が、めぐみ会にはあるようです。

一里山さん(3年目)

「ダメならやめるつもりだった」
——3年目ケアワーカーが出会った、“自分らしく働ける場所”

「障がい者施設、正直ちょっとこわかった」からのスタート

「話すのは好きだけど、うまく会話できるか自信がなかったんです」。そう話すのは、入職3年目の一里山さん。最初は不安いっぱいで、「合わなかったらすぐやめよう」と思っていたそう。でも実際に働いてみると、カラオケや制作活動など、利用者さんと楽しみながら過ごす日々が思いのほか心地よく、いつの間にか「ここ、自分に合ってるかも」と感じられるようになったと言います。

「過保護すぎるくらい優しい」先輩たちのサポート

そんな一里山さんの背中を押してくれたのが、職場の先輩たちでした。「ほんとにゼロから丁寧に教えてくれて、“過保護”って言われるくらい(笑)」。そんな温かい職場の雰囲気は、仕事中だけでなく、オフの時間にも。仕事終わりにモルック(北欧のスポーツ)を楽しんだり、休日に遊びに出かけることもあるそう。「友達みたいな先輩がいるって、安心感が違いますね」と笑顔で語ってくれました。

「介護=大変」は思い込みでした

入職前は「介護は大変そう」「排泄介助は無理かも」といった不安もあった一里山さん。しかし実際にやってみると、「目の前の人のために何ができるか」を考えることにやりがいを感じ、不安は自然と薄れていったそうです。「ありがとうって言われると、すごく嬉しくて。大変というより、楽しくなってきました」と語るその表情から、仕事への前向きな気持ちがにじみ出ています。

働く中で、自然と前向きになっていった

一里山さんが特に嬉しかったのは、年齢が近い利用者さんや、ちょっと幼い雰囲気のある方とのやり取り。学童保育の経験があったこともあり、自然と距離を縮めることができたそう。「自分の“得意”を活かせる場面がたくさんあるんです」と話します。毎日少しずつできることが増え、利用者さんと笑い合える瞬間が、仕事へのモチベーションにつながっていると言います。

「自分に合う場所、きっとあるから一歩踏み出して」

「めぐみ会には、いい仲間がたくさんいます。誰かのために動くのって、すごく気持ちがいいんです」。そんなふうに語る一里山さんは、今では立派な“後輩想いの先輩”にもなりつつあります。迷いながら飛び込んだ世界で見つけたのは、「自分らしく働ける場所」。最後に、「自分に合うかどうかは、実際にやってみないとわかりません。だからこそ、迷っている方もぜひ一歩を踏み出してみてください」と、そっと背中を押してくれるような言葉を届けてくれました。

アグイラル・ケイン・リュウさん(4年目 正職員)

「できないのは当たり前」
——人見知りだった僕が、介護で見つけた自分らしい成長のカタチ

抵抗があった障がい者支援。でも“普通”に出会って変わった

「正直、最初は抵抗がありました。障がい者支援って、ちょっと怖いってイメージがあって…」。そう語るアグイラルさんは、高卒・無資格から派遣社員として介護の世界に飛び込み、現在は正職員として生活介助などの現場支援に携わっています。最初は不安だらけだった支援の現場。でも、いざ関わってみると「普通の人と変わらないじゃん」と感じた瞬間から、自然体で働けるように。

「利用者さんも職場の人も元気いっぱいで、ラフな空気感が自分には合っていました」と笑顔で語ります。

年の近い仲間がいなくても、少しずつ居場所はできていく

入職当初、同世代の職員が少なかったことに不安を感じたというアグイラルさん。それでも、できる仕事が増えていく中で周囲との会話も広がり、自然と居場所ができていきました。今では年下の後輩も増え、「自分も教える立場になった」と実感する日々。あまり構えすぎず、最初はラフに接して、でも仕事のときはしっかり伝える。その絶妙な距離感を大切にしながら、職場の雰囲気づくりにも貢献しています。

新人のころは「悔しさ」も。でも、それが成長のはじまり

「先輩と比べて全然できない自分が悔しかった」。新人時代は、自分の無力さに落ち込むことも多かったそう。でも上司や先輩の「君ならやっていけるよ」という言葉が支えに。「任されることが増えると、やっぱり嬉しい」と話します。できないのは当たり前。だからこそ、目の前の小さな仕事を着実にこなす。その積み重ねが、やがて大きな信頼につながることを、身をもって実感しています。

一気にできなくても大丈夫。ちゃんと見てくれる人がいる

「失敗を恐れて止まるより、やってみた方がいい」。そう語るアグイラルさんは、不器用でも一歩ずつ進めば、見ていてくれる人がちゃんといることを実感してきました。大切なのは、無理にすべてを完璧にこなそうとしないこと。できないことは先輩がカバーしてくれるし、自分も誰かをカバーできるようになる。「お互いに支え合えるって、すごく気持ちがいいんですよ」。そんな言葉からは、現場で育まれる信頼関係が垣間見えます。

自分に向いてるか不安でも、「やってみたい」気持ちがあればいい

福祉の仕事に対して「難しそう」「向いてないかも」と思っている人にこそ、アグイラルさんは伝えたいことがあります。「最初からできる人なんていません。でも、やってみたいって思えたなら、それで十分なんです」。自分もそうだったからこそ、未経験でも、人見知りでも、大丈夫だと言える。ゆっくりでも、確実に成長できる環境が、ここ“めぐみ会”にはあります。

渡辺さん(15年目 入所支援主任)

「やってみたい!」が動き出す職場
——“前代未聞”も叶えられる、めぐみ会のチカラ

手話が好き。それが福祉への第一歩に

「小学生のときから手話が楽しくて。好きなことを仕事にできたらって思ったんです」。そう話す渡辺さんは、現在入所支援の主任として、現場で利用者さんを支援しながら女性職員のまとめ役も務めています。めぐみ会との出会いは、福祉専門学校での実習。利用者さんが自分の意見をしっかり伝えてくれる雰囲気が新鮮で、「応えたい」「支えたい」と思ったのが就職のきっかけでした。

「実際には手話を使う機会は少なかったんですけどね(笑)」と笑いながらも、現場で利用者さんと関わる中で、この仕事がどんどん楽しくなっていったそうです。

ディズニーシーに10人!? 実現した“前代未聞”の企画

3年目でユニットリーダーを任された渡辺さんは、ある日「ディズニーシーに行こう!」という大胆な企画を発案。痰吸引や胃ろうが必要な方を含む10名の利用者さんを連れて行くというものでした。看護師の同行など安全対策を徹底し、最終的には運営会議を経て実現。「やってみて初めて感じられる達成感がある」と振り返ります。普段施設では見られない、利用者さんの満面の笑顔を見た瞬間、「建物の中の支援だけでは見えない世界がある」と実感したと言います。

挑戦の文化が、後輩へもつながっていく

そんなチャレンジ精神は、確実に職場に広がっています。全介助の利用者さんを“プール教室”に連れて行くという、これまた新たな挑戦を後輩が実行した時は、「思いがつながってるんだ」と嬉しかったそうです。「結果がどうであれ、新しい表情が見えるのは成長につながる」と渡辺さん。施設の枠にとらわれない発想が、利用者さんの可能性を広げ、職員のモチベーションにもつながっているようです。

指導も「上から目線」じゃなく、「一緒に頑張ろうね」

主任という立場でも、「上から目線で言わないように、笑顔で自分から声をかけることを心がけています」と語る渡辺さん。経験の浅い職員が不安にならないよう、丁寧なコミュニケーションを意識しているとか。「もともと私、人と話すの得意じゃないんです(笑)」と照れつつも、相手の意見を否定せず、必要なことは根拠を添えて伝えるスタンスが、チームの信頼を築いています。

未経験でも大丈夫。あなたの“思わぬ可能性”が見つかる場所

「未経験でも、研修制度がしっかりしてるから本当に安心です」。そう胸を張る渡辺さん。実際、学びながら成長してきたからこそ、自信を持って勧められるのだとか。「人と関わることで、自分自身もどんどん変わっていける。思ってもみなかった可能性が、この仕事にはあります」。めぐみ会は、そんな“気づき”と“挑戦”を応援してくれる職場です。

大橋さん(16年目 ケアワーカー)

「笑顔の力に魅せられて」
——16年目ベテランが語る“くろす”のリアル

原点は「おばあちゃん子」だった私の気持ち

「もともと、おばあちゃん子だったんです」。その想いが、福祉の世界を目指すきっかけになったという大橋さん。現在は、障がいのある利用者さんの送迎や日中の活動支援など、生活全般のサポートを行っています。専門学校の実習で初めて“くろす”を訪れたとき、自分の力で働き、生き生きと笑顔を見せる利用者さんたちの姿に心を打たれ、「この場所で、誰かのやりがいを支える仕事がしたい」と感じたのが就職の決め手になりました。

実習生にも伝えたい、「福祉の楽しさ」とリアル

16年目の今、大橋さんは福祉系専門学校からの実習生の指導も担当しています。「福祉に志を持ってきてくれた学生さんには、机上の勉強だけでは分からない“現場の楽しさ”も味わってほしい」と話します。知らない人ばかりの中で緊張する学生に寄り添いながら、「やってよかった」「楽しかった」と思える実習になるようサポート。悩んだり、迷ったりしながらも一緒に現場を体験する時間を通じて、福祉の魅力を未来につないでいます。

「未経験でも大丈夫」。やる気があれば、道は開ける

「福祉の仕事って、特別な資格がなくても“やってみたい”という気持ちがあればスタートできるんです」と語る大橋さん。実際に異業種からの転職や、外国籍の職員も増えており、現場には多様な人が活躍しています。専門用語をできるだけ使わず、一からゆっくり教える風土が根付いているため、未経験者も安心してチャレンジできます。新人には先輩がバディとして付き添い、共に学び、成長していける体制も整っています。

長く働きたくなる。理由は「人のあたたかさ」

“くろす”で働く魅力は、何といっても人間関係のあたたかさ。「明るくて、支え合える人が多い」と大橋さん。日勤のみの勤務体制なので、家庭やプライベートとの両立もしやすく、実際に子育て中の職員も多く活躍しています。「派遣で来ていた方が“正職員になりたい”と言ってくれるくらい、働きやすいんですよ」と、笑顔で語る職場には、自然と人が集まり、定着していく理由があります。

やりたいことを一緒にカタチにしていける職場

「この仕事って、誰かの“やりがい”を支える仕事でもあり、自分自身の成長にもなるんです」。そう語る大橋さんは、これからも現場で利用者さんの笑顔を支えながら、後輩の育成にも力を注いでいきます。未経験でも、最初は不安でも、ここには「一緒に頑張ろう」と言ってくれる仲間がいる。“やってみたい”の気持ちを大切に、あたたかい現場で、一歩を踏み出してみませんか?

小岩さん(18年目)

「動いてるほうが、私らしい」
——転職で気づいた、めぐみ会のやりがい

自分の意見が言える、聞いてもらえる。その関係性が心地よかった

「福祉の専門学校で実習に来たとき、めぐみ会の雰囲気がすごく明るかったんです」と話すのは、ケアワーカー歴18年の小岩さん。現在は生活支援や外出支援、通院支援など、日々さまざまな支援を行っています。「職員も利用者さんも自分の思いをしっかり伝えてくれて、それにちゃんと応えられる関係性が、私にはすごく合ってたんですよね」。その実習体験がきっかけで、就職を決めたそうです。

転職して気づいた、「ここが一番、自分らしくいられる場所」

実は一度、興味のあった高齢者施設に転職した経験も。「あくまで私の感覚ですが、高齢者施設ってゆっくりのんびりした空気感で、それが自分には合わなかった」と小岩さんは振り返ります。「私は、ちょこちょこ動いてるほうが合ってるし、やりがいを感じる」。そんな気づきがあって、すぐに“ホームシック”になって、めぐみ会に戻ってきました。「やっぱりここが自分の居場所なんだな」って実感したといいます。

「なぜやるのか」を丁寧に伝える。支援の本質を大切に

後輩スタッフに接するときは言葉の使い方や伝え方にも細やかな配慮を忘れません。「強い口調にならないように気をつけているし、休憩中などの雑談も大切にしています」。支援内容をただ教えるのではなく、「なぜこの支援が必要なのか」という背景から伝えることで、理解度も深まりやすいそうです。職場には相談できる先輩も多く、安心して成長できる環境が整っています。

子育てと両立しながら、無理なく続けられる毎日

現在は子育て中のママでもある小岩さん。「残業はほとんどないし、持ち帰りの仕事もないんです。保育園のお迎えにもちゃんと行けます」。子どもの体調不良など、急なお休みも周囲が自然にサポート。「“大丈夫だった?”って声をかけてもらえる職場って、ありがたいですよね」。働きやすい環境が整っているからこそ、無理なく長く続けられるといいます。

“わからない”をそのままにしない。だから成長できる

めぐみ会は、未経験からでも現場で育てていける土壌があります。「最初はできなくて当たり前。でも、なんでそれをするのかまでちゃんと教えてもらえるから、自分の中に落とし込める」。支援の意味を理解しながら、実践で学んでいけるのが、この職場の魅力です。「困ったときに話せる人がちゃんといる。そういう環境があるから、安心して福祉の道を続けられると思います」。

【2019年度 キャリア採用】 入所支援係 芝山さん

以前は求人広告の営業をしていましたが、「もっと直接人の役に立つ仕事がしたい」と思ったのがきっかけで、かしの木ケアセンターの面接に応募しました。 初めは右も左も分からず覚えることだらけで大変でしたが、先輩方の丁寧な指導のおかげもあり、今ではより利用者さんの為になるようにという思いで日々の仕事に当たっています。 今後は介護福祉士の資格を取り、介護のプロとして障がいのある方により良い支援を提供できるようになるのが目標です。

【2023年度 新卒採用】鈴木 加純さん

私は高校生の時、特別支援学校の生徒が作ってくれたクッキーやパンをいただき、障害を持っている方でもこんなに美味しいものを作れるのかと感動しました。その気持ちを私だけでなく社会に広めたいと思いました。めぐみ会は新人研修を約2ヶ月かけ、内部研修で障害に関する知識等、外部研修では現場でも活かせる社会人のマナー等を学び、1から介護を学ぶ人でも障害についての知識が身につき安全に現場に出れるだけではなく、質の高い介護を提供できると感じました。また、めぐみ会は入所施設に加え、通所施設や就労支援施設、等様々な事業を展開していて法人内で様々な体験ができます。その他にも新しい福祉の展開を考え職員の熱意、歩みを止めない姿勢に感銘を受けました。私はめぐみ会で介護福祉の進展を考えると共に、障害とは、障害者の力とは、ということを流布していきたいです。

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